昭和な魚住ひなた堂

■長編小説『男どあほうT-REX紀』 元お笑い芸人の奈瀬葉成（なせば・なる）は漫才コンビ解散後、流れ流れて、平井県甘渓名市立恐竜博物館にたどり着いた。「何をしたらいい？」「自分はもう必要じゃない？」とグズグズと思いながら……。寂れた恐竜博物館の中で、芸人時代の記憶をもてあましている毎日。恐竜博物館には、冷静沈着かつ微笑みを絶やさない館長の羽田きよし、元柔道家の警備員・小田小吉、人が好くチョコチョコと動きのカワイイ掃除のおっちゃん、そして、動きの鈍い古びた恐竜ロボット・大輔がいた。 ある夜、こっそりと博物館に忍び込んだ奈瀬葉は見てしまった。恐竜ロボットであるはずの大輔が「生きている」ところを……。大阪弁で喋る大輔と出会って「ボ、ボクと…コンビ組んでくれへん？」なんて言われてしまうのだ。そして、とうとう観客の前で漫才をするハメになってしまい……。この物語は、インドア版「スタンド・バイ・ミー」なのです。

この長編小説は、平成21年（2009）第5回 新潮エンターテインメント大賞（新潮社）最終選考作品です（ちょっとだけ加筆）。 コピー本（中とじ・1セット9巻） 表紙イラスト：石黒正数（『天国大魔境』『それでも町は廻っている』） タイトル題字：りおん（淙博）→ https://note.com/rion96194

絶滅危惧種シリーズ3部作・第1弾は、長編小説『天然オヤジ記念物 江戸前不始末』（平成19年「第3回 新潮エンターテインメント大賞」（新潮社）最終選考作品）はAmazonにて電子書籍でリリース中。コチラの表紙イラストもマンガ家の石黒正数先生です→ https://amzn.to/30fumDJ ★本作も電子書籍になると言いながら早7年！表紙イラストと題字が完成しているのに「まだ出ないの？」という声も多いのですが、私も待ちくたびれてコピー本を手作りしました。数量限定です。 ★今後、電子書籍や紙の本で発売された時にも気にかけていただけるとありがたいです。また、電子書籍と同じ価格ではありませんので、ご了承くださる方のみご購入をお願いいたします。 発送予定日：随時発送中 発送方法：あんしんBOOTHパック ネコポス 送料：¥370（全国一律）