■長編小説『ショウワナベイベー 〜じいちゃんは富山の薬売り〜』 女子高生の前田更紗(まえださらさ)は派手な格好とサボり癖のために同級生からは相当の不良だと思われている。そんな噂もどこ吹く風の元気な更紗には自慢のじいちゃんがいる。じいちゃんの仕事は「富山の薬売り」。若者たちには馴染みのない忘れ去られた商売だが、更紗はじいちゃんともども誇りに思っているのだ。実は更紗、かなりのジジイ・フェチ。自分のじいちゃんには昔ながらの着物姿に柳行李を背負った「富山の薬売りスタイル」を強要。道案内役として一緒について回るコギャル風の更紗が並ぶと、そのアンバランスさに道行く人は呆気に取られてばかり。しょっちゅうトラブルが起こるが更紗はあっけらかんとしているダラ(バカ、アホの意味)な毎日。平成なのに昭和テイスト!口は悪いが実は癒し系コギャルという更紗と「富山の薬売り」のじいちゃんの珍道中です。
この長編小説は絶滅危惧種シリーズ3部作・第3弾。2008年(平成20年)に執筆した作品です。第1弾の『天然オヤジ記念物 江戸前不始末』や第2弾の『男どあほうT-REX紀』となんとな〜く同じ世界なので、お馴染みの登場人物が物語を飛び越えて登場してきます。 富山の薬売りに関してや配置薬の歴史など取材した情報は確かですが、物語はフィクションです。
絶滅危惧種シリーズ3部作・第1弾は、長編小説『天然オヤジ記念物 江戸前不始末』(平成19年「第3回 新潮エンターテインメント大賞」(新潮社)最終選考作品)はAmazonにて電子書籍でリリース中。表紙イラストはマンガ家の石黒正数先生です→ https://amzn.to/30fumDJ
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